おうちで抹茶を始めるために最低限必要な道具

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自分で抹茶(薄茶)*1を点てて飲んでみたい方のために必要最低限の道具について解説します。

1. 茶筅

お茶をまぜるための道具です。

価格: 700円 - 5000円くらい
選び方
ポイント① 穂先の数

茶筅によって穂先の数が違います。一般的に穂先の数(穂数)が80-100位のものが初心者でも使いやすいと言われています。 穂先が80の茶筅を80本立て、100のものを100本立てと呼びます。 私のオススメは穂先が100のものです。穂数が多いほうがきめ細やかな泡が点てられます。歩数が120などのものもありますが、持ち手が大きくなり扱いづらい場合があります。

ポイント② 価格帯

価格は700円から5000円くらいと幅がありますが、1000円以下のものでも十分に美味しい抹茶が点てられるので、まずは安いものでいいと思います。 こだわりが出てきたら、高級品も試してみましょう。

2. 抹茶こし または 抹茶ふるい

抹茶の粉のだまをさらさらにするための道具です。
写真は抹茶ふるいです。
一見サラサラに見えても抹茶は固まっていたりします。
抹茶ふるいか抹茶こしにかけてサラサラにしてからでないと、丁寧に茶筅で混ぜてもだまが残ってしまうのでとても重要な道具です。

価格: 1000円 〜 5000円
選び方

抹茶用なら何でも大丈夫です。
私のおすすめは写真のような抹茶ふるいです。
軽量スプーンもついていて便利です。

3. 抹茶碗

抹茶を点てる器です。
きめ細かな泡の美味しい抹茶を点てるために、お茶を点てやすい器を選びましょう。

価格: 1000円 〜
選び方
ポイント① そこの広い茶碗を選ぶ

茶筅を振りお茶を点てるときに、底の幅が狭いと、茶筅を大きくふることができず混ぜにくくなります。

ポイント② 厚みのある茶碗を選ぶ

茶碗に厚みがある方が、持ったときに熱くなく、また、お茶も冷めにくいです。ただし、これはポイント①ほど重要ではないです。私はあまり木にしません。

ポイント③ 浅めの円筒形の茶碗を選ぶ

ポイント①でお伝えしたとおり底の幅が広いほうがお茶が立てやすいです。
お茶の口と底の幅が変わらない円筒形のお茶碗を選ぶのがおすすめです。
↓こんな形

ポイント④ 自分の好きなデザインを選ぶ

抹茶は鮮やかな緑色で見た目もとても綺麗です。
抹茶碗と合わせてみたときには目も癒されます。自分の好きなお茶碗をみつけて抹茶を目でも楽しみましょう。

ポイント⑤ 価格帯

価格は高いものは上限知らずです。でも2000円くらい出せば普段使いには十分にいいものが買えるかなと思います。

要りそうでいらないもの

茶杓

抹茶をすくうための道具です。
抹茶は一杯につき1.5g〜2gくらい入れます。
この分量が図れれば何でも大丈夫です。
私は茶杓だと分量がよくわからないので、抹茶ふるいを買ったときについてきたステンレスのスプーンを使っています。すりきり一杯でちょうど2gなので便利です。

抹茶に必要な道具は以上です。
こだわれば他にも買いたい道具はいろいろ出てくると思いますが、まずはこれだけ揃えれば始めることができます。安く済ませようと思えば5000円くらいですね。これで趣味と健康が手に入ると思うととてもコスパがいいですね。

*1 抹茶には薄茶と濃茶があり、一般的にみなさんが抹茶と言われて思い浮かべるクリーミーな泡の抹茶は薄茶です。